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第7話

 ――愛しているよ  萎びた唇から発せられる愛の言葉。瞳は涙で震え、其れでも芯はぶれずに俺を見据えて居た。  ――最初で最後、私が心から愛した  ――私の生きる意味  ――私の生きる目的  ――其れを失った私はもう生きて居てはいけないんだ 「…………やめろ、太宰……」  ――凡てが悪い夢で  ――目を醒ましたらいつもと同じく君が隣で御早うと云ってくれる夢を何度見ただろうか 「……太宰……もう…………」

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