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プレイ 2☆

 まだ乳首しか触っていないのに、有紀のぴったりとした黒ビキニの前は、もうパンパンに膨らんでいる。  俺が脱がせるより自分で脱がせてやろうと、俺は有紀の右手を取る。  肩越しに振り返った有紀の目隠しに覆われた目は、きっと戸惑いと期待に揺れている。  有紀の右手をビキニの上側のゴムの部分に導いてやると、有紀は俺の意図がわかったらしく、小さくうなずいてビキニに手をかけた。 「おい、ご主人様になにか言うことはないのか」 「あ、申し訳ありません。  ご主人様、私に下着を脱ぐ許可を与えてくださってありがとうございます」  スタッフにうながされてではあるが上手に礼が言えたご褒美にと、すぐ近くにあった有紀の右耳を舐めてやると、喉の奥から「んっ」と「ぐっ」の中間のような音がしたかと思うとカクンと膝が落ちた。  いきなりのことに驚いたのか、それとも耳が弱いのか、どちらにしろ運良く有紀の素の反応を引き出せたことに気を良くしながら、二の腕をつかんで立たせてやると、有紀は小さな声で「ありがとうございます」と言った。  有紀は気を取り直したように再びビキニに手をかけて脱ぎ始めたが、また耳を舐められないか気になって仕方ないのか、右頬のあたりがピクピクしている。  下着を脱ぎ終わった有紀の背中を促すように軽く叩いてやると、有紀は両手と背筋をまっすぐ伸ばして気をつけの姿勢になった。 「私のはしたないペニスをどうぞご覧ください」  まだ触れられてもいないのにしっかりと屹立している、大きさは標準だが形の良いペニスが晒され、客席では口々にそれを品評する声が上がる。  けれども肝心の私が全く反応を示さないので、有紀は気をつけの姿勢を崩さないながらもどこかそわそわした様子だ。 「えっ」  有紀が急に驚いた声を上げたのは、私がいきなり彼の後孔に触れたからだ。  私の行動にスタッフが素早く対応して、有紀の後孔にマイクを向ける。  その途端、店の中にぐちゅぐちゅという音が響きわたる。 「皆様、この音をお聴きいただけましたか?  おい、これは何の音か、皆様にご説明しなさい」 「はい、この音っは、私のぐちょぐちょのメス、マンコが、ご主人様にいじって、いただいて、悦んでいる、音、です……っ!」  俺の指に中をなぶられて息を切らしながらも、有紀は自分の恥ずかしい状況を説明する。  いつの間にか両足を軽く開いて尻を突き出し、中を触ってもらいやすい姿勢になっているあたり、さすがによく躾けられている。 「なぜお前のメスマンコはそんなに濡れているんだ」 「あ、ご主人、さまに、このいやらしい孔を、可愛がっていただくっ、ことを期待、して、ステージ、に上がる前から、用意してまし、たっ」  ふむ、そうか。  そんな淫乱犬にはお仕置きが必要、だな。  そう考えた俺は、スタッフに口の動きで「お仕置き」と伝えてアナルバイブを指指す。 「ご主人様は、お前のような雌犬にはお仕置きが必要だとおっしゃっている」  そう言ってスタッフがアナルバイブを手に取ってスイッチを入れると、有紀は「あ……」と明らかに期待のこもった声を上げる。  2人がそんなやり取りをしている間に、俺は有紀の中から指を抜き、こっそり自分のスラックスのファスナーを下ろす。  それに気付いたスタッフが渡してくれたコンドームを受け取り、ファスナーの中から出したモノを軽く扱いてそれを着ける。  俺がそんなふうに準備していることを、すぐ側の有紀に気付かれないかヒヤヒヤしていたが、スタッフや客席のSたちが有紀の気を引いてくれているおかげで、有紀は俺のしていることに気付く様子はない。 「ご主人様っ、どうかこの犬めのはしたないぐちょぐちょメスマンコにそのオモチャを恵んで下さい……!」  有紀の恥ずかしい懇願に、スタッフがアナルバイブのスイッチを切った。  それを俺が受け取ったかのように有紀には思わせて、有紀の後孔を指で開くとバイブではなく俺自身のモノを一気に突き立てた。

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