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②16歳。はじまりは突然で…。

 俺たちだって恋人が居てもおかしくない年頃だっていうのに、父さんたちはいったいいつまで俺たちが幼い頃のままだと思っているのやら……。  子離れできない両親ってどうよ?  ……はあ。  俺は両親に気づかれないよう、こっそりため息をついた。  そんな俺の脳裏に蘇ってきたのは昨年のクリスマス。  花音がイブと当日くらいは友達と過ごしたいと言い出したんだ。  まあ、それは至極もっともな意見だろう。  いくら彼女がいない俺でも友達との付き合いがある。  俺は固唾を呑んで三人のやり取りに聞き耳を立てた。  それでどうなったかというと……。 『お父さんとお母さんが嫌いになったの?』って、ふたりとも号泣。  ありえねぇ~。  なんだよ、この子離れのできなさ。  ……というわけで、結局、今回の誕生日も家族で過ごしていたりする。 「亜瑠兎~」

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