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①高校生活は前途多難!?

◆第六話◆ 「……ん」  ……なんだろう。  味噌の香ばしい匂いがする……。  俺はどこからともなく漂ってくる匂いにつられて目を開けた。  するとそこは……見知らぬ部屋だった。  目の前の大きな窓には真っ白なカーテンが揺れている。  ベッドから身を起こし、周囲を見渡せばーーナイトテーブルとアンティークのランプひとつ……。  見えるのはだだっ広いその部屋の全貌。  ……ここ、どこ?  見知らぬ部屋の中で、俺はしばし放心状態になる。  俺はただ漠然としていると、秋の冷たい空気がふわりと俺の胸元を撫でた。  ……さむっ。  ぶるりと震えて見下ろせば……あれ? バスローブ?  なんでバスローブ?  パジャマじゃないんだ?  自分が着ている寝間着に見覚えがない。  もう一度部屋を見渡す俺。 「…………」  そしてまた自分の格好を確認する。

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