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⑯眠れない!
そのまま背中を向けていると、掛け布団の上から何かが俺の体を包んできた。
その何かはすごく優しくてあたたかいから、これはきっと月夜の腕だってわかる。
気がつけば、放課後に起きたことも忘れていた。
あるのはあたたかい月夜の腕と、心地好いクスクスと笑う優しい声だけだった。
――第八話・眠れない! ・完――
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