136 / 305

⑯眠れない!

 そのまま背中を向けていると、掛け布団の上から何かが俺の体を包んできた。  その何かはすごく優しくてあたたかいから、これはきっと月夜の腕だってわかる。  気がつけば、放課後に起きたことも忘れていた。  あるのはあたたかい月夜の腕と、心地好いクスクスと笑う優しい声だけだった。 ――第八話・眠れない! ・完――
10
いいね
15
萌えた
1
切ない
0
エロい
10
尊い
リアクションとは?
コメント

ともだちにシェアしよう!