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④俺だって!!

 俺は決意すると、月夜を追いかけるために用意してくれたご飯をかき込み、胃の中に入れた。  そうしてクローゼットと向き合うこと数分。  ……さて、早速一大事だ。  着ていく服が――ない。  いや、服はきちんとあるよ?  だけどクローゼットの中にある服は、全部可愛い系。  もちろん、俺は花音としてここへやって来た。  だから相変わらずクローゼットの中には女物しかない。  唯一、女物でもさっぱりした服は昨日、すでに着てしまった。  当然、昨日はずっと泣いていたから洗濯する暇もなかった。  昨日着ていた服は洗濯機の中だ。  と、いうことは――だ。

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