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立花理人 7

それが、壮太と最初に体の関係を持ったときだった。 「ふ……あ、そ、た……あ、あぁ……」 四つん這いになる理人の下で壮太はシックスナインの体勢で理人の男根を口に含み、刺激を与えている。それだけならまだ耐えることができただろう。 「理人くん、腰あげて」 「も、無理……ひあっ、あ、ああぁ……」 理人の後孔を友治が執拗に攻め、理人は色々と限界だった。 力が抜けそうになるけれど、そうすると壮太の喉奥に自分のペニスが刺さってしまう。 なので、腰を下げることはできず、懸命に腰を浮かせて羞恥に耐えていた。 後孔を触られるのは今日は初めてだった。 正直、こんなに感じるようになるなんて思ってもいなかったし、自分にそっちの才能があるとも思っていなかった。 壮太相手にタチをする機会しかなかったからだ。 「どう、友治。挿れれそう?」 「そうだなぁ、」 「ひゃあっ!あん、あああ!」 わざとらしく前立腺をさすり、刺激を与える。理人は首をふるふると振り、限界が近いことを友治に訴える。 「いけると思う」 「そか。壮太、おいで」 葵の合図に壮太はペニスを口から外し、起き上がってベッドの端に座る葵の元へ移動した。 壮太がどいたのを確認するや否や、理人はその場に倒れこんだ。 決定的な刺激が与えられず、先端からは先走りが溢れていた。 快感が押し寄せて、なのに達することができなくて、頭が変になりそうだ。 「あ、ああっ!」 壮太の甘い声が聞こえた。 背面座位の体勢で二人はいつの間にか繋がっていた。 葵の言うことを素直に聞く当たり、大分躾けられていることを実感する。 前は理人が言わないと何もしてこなかったのに、なんだか別人になってしまったようで寂しい。 「理人くん、おいで」 葵がにっこり笑みを浮かべ手招きする。 片方の手で壮太の後孔に指を入れ、押し広げる。 「壮太、もう一本くらい入るでしょ?」 「えっ……や、むり……」 壮太は拒否をしているが、そんなこと知ったことではないと言わんばかりに葵は理人を呼ぶ。 正直、もう前は限界で、早く欲望を吐き出したかった。 吐き出させてくれるなら、もうなんでもよかった。 理人は壮太の足に手を添えて、ピト、とペニスを入口に押し付けた。 壮太の中の熱やうねりを思い出し、生唾を飲み込む。 「壮太、ちょっと耐えて」 「り、りひ……ひゃ、ああ、あああ―――ッ!」 膝立ちになり、ズブリ、と理人は自身をそこへ埋めていく。 中はキツく、気持ちいい。 壮太は口を開けたまま、ハァハァ、と口呼吸をして足りない酸素を取り入れようとしていた。 壮太には申し訳ないのだけれど、気持ち良くて、少しでも動けば出してしまいそうだった。 だから動けず、奥まで挿入してから理人も息を吐いた。 「あ、ああ……入ってる……ああ……」 「入ってるね、壮太、その反応可愛い」 葵が言いながら、ちゅ、と首筋に口付けた。 壮太は目を閉じ、現実から目を逸らそうとしているようだった。 自分の中に二本も入っていることを受け入れたくはないようだ。 「理人くん、こっち寂しくない?」 「え?や、」 理人の尻孔を友治がさする。 「ほら、壮太くんと抱き合いなよ」 「わっ」 後ろから押され、理人は壮太に抱きつく体勢をとった。 同時に、後孔へ固いペニスが当てられて、ずぶり、と中へ侵入してきた。 初めての挿入で、そこは狭く、理人はがくがくと体を震わせ、首を横に振る。 「痛、い、いた……やだ、ああ、やめ、」 覚悟はしていたけれど実際に入ってくると呼吸もままならないくらいの圧迫感があって。 「は、ぁぁ……ああ、あ」 まるで助けを乞うかのようにぎゅう、と壮太を抱きしめ、顔を胸に沈めた。 「理人……」 壮太に名前を呼ばれ、顔を上げる。刹那、唇が塞がれた。壮太にキスをされたらしい。 「ん、ん……ふ、……」 壮太にキスをされ、口内を犯されて。 だけど、それで緊張が解れたようで、体に入っていた余分な力が抜けたようだった。 「理人くん、そのままね」 「んぅ、んんん―――ッ!」 友治は奥まで自身の男根を挿入した。 後ろも前も犯されている気分で、なんだか興奮してしまう。

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