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第8話
「…うふぅ…うふぅ……っ」
下半身に熱が溜まり、萎えていた俺のモノは俺の意思に反して元気になっていく。
「…あ、勃ってきた、勃ってきた…やっぱり凄いな、この薬」
楽しそうな勇士の声。
腰が勝手にゆるゆると揺れる。
「…うふぅ…うふぅ……うふぅ…っ」
俺のモノが萎えている時にリングをきっちりと嵌めた事により、勃起した状態ではリングはキツくなり俺のモノを締め付けている。
キツくなったリングで俺は勃起したモノの根元に食い込み、締め付け、快感を放出できない。
自然と腰が左右、上下に揺れる。
勇士はそんな俺のモノに顔を近付け、フッと軽く息を吹く。
「……うひぃ………っ!!」
薬で過敏になったペニスは少しの刺激でさえ、弾けそうで…シーツを強く握り締めた。
「見た?直人、コイツ、息を吹きかけただけでイキそうになっているよ」
勇士の声に直人は俺に近付き、勃起しているモノに息を吹きかけ始める。
「…うひぃ……っ…うひぃ……っ…うひぃ……っ!!」
直人に息を吹きかけられる度に腰が跳ね、悲鳴が漏れる。
「…アハハ…うひぃだって…」
勇士は腹を抱えて笑い出すが、俺はそれどころじゃない。
俺は下半身に溜まった欲望を放出したくて、俺のモノに息を吹きかけている直人の唇に…無意識に腰を浮かし勃起しているモノを近付けた。
すると。
ピシッ!!
「…ひぎぃ……っ!!」
勇士の指に俺の勃起しているモノを弾かれ、目の前に火花が散った。
「直人の唇をそんな汚いモノで汚さないでくれる?」
(…イキたい…苦しい…イキたい…痛い…イキたい…助けて…イキたい…誰か…蓮…っ!!)
我慢できなくなった俺はうつ伏せになり、シーツにソレを擦り付ける。
勇士や直人の視線も気にならない。
「……凄いな……見てよ、直人。遥香ったら我慢できなくてシーツに擦りつけてる…弾いた事でますます刺激になっちゃったかも……でもさ、この姿って…まるでボクを誘っているみたいじゃない?…それとも本当に誘っているのかな?…どう思う?」
「………遙香は恥ずかしがり屋ですから……」
上擦っている声の勇士の質問に対して、平坦な直人の声が答える。
「あ、やっぱり?…そうだよね。恥ずかしくてボクを誘う言葉が言えないだけなんだよね…しようがないな~…でも、感じている遥香の中って初めてなんだよね…ふふふ…期待しちゃう~」
腰をシーツに擦りつける事に夢中になっていた俺は、勇士が嬉しそうに俺の腰を掴んだ事にも気付かなかった。
勇士が俺の尻を左右に広げる。
「…うわあ…見て見て、直人……遥香の中、凄くヒクついているよ…やっぱり遥香ってば、ボクを誘ってるんだね…嬉しいな~今度こそ一緒に気持ち良くなろうね…」
勇士は俺の腰を強く掴むと、すでに勃起していた自分自身を俺の中に突き入れた。
「…うぐぐぐぅぅぅ~~~………っ!!」
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