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ホームルームが終わった俺はまた生徒会室に戻って書類の整理をする。ホームルームに出る前と書類の量は変わっておらず、安心した。俺が授業に出ている間にまたあのモジャモジャが問題を起こして書類の量が増えていたらどうしようと思っていたんだ。
「けんくん今日は部活に出るって言ってたな」
今日の放課後は1人か。まぁ、けんくんが手伝ってくれるおかげですぐに終わらせないといけない書類の数が少なくなったから、とりあえず期限が近いものから順にやっていこう。
「ってこれ、2学期の部費申請書じゃん」
この書類はきちんと提出しなければ2学期の各部活動費がゼロになっちゃうという恐ろしい書類である。この申請書は各部から提出されて希望額と前学期の成績などを照らし合わせて生徒会が金額を設定する。言われた額をホイホイ受諾すれば困るのは学園側で生徒会が怒られてしまう。
「今学期の成績だけ見ても分かんないしなー。後で去年の部費と使用した額と成績などが乗ってる書類探さないと」
部費の割り振りほどめんどくさいものはない。この仕事は会計の仕事なのでもちろん中等部でもやっていた。が、本来ならこの書類はあのモジャモジャがするはずの仕事であってなんならここの書類全て生徒会の仕事である。言い出したらキリがないからもうこれ以上は言わないが。
「目が乾燥する、」
書類見てパソコン見て、空気が乾燥しているからか目も乾燥してきた。目薬はソファーの上に無造作に置かれたブレザーの上着のポケットの中だ。せっかく席を立つのだから1回休憩しよう。
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