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生徒会室は色んな設備が整っている。学園の運営の一部を任されているため、授業には出ずに申請書類に向き合うことが多いのだ。そのため生徒会メンバーが過ごしやすいように歴代の生徒会メンバーが望んだ設備や備品などが置かれている。 「紅茶、紅茶と」 簡易キッチンをはじめ休憩ができるようにと置かれたソファーと机、仮眠室にシャワールーム。使用されることは滅多にないがテレビや洗濯機などもある。正直この部屋で生活ができる。 「クッキーあるじゃん。ラッキー」 多分このクッキーは見かけによらず甘いものが大好きな会長専用のやつだろうけどそんなの気にしない。そもそも仕事をしない会長が悪いんだし。勝手に持ち込んだ大好きな紅茶が片手にお菓子が常備されている棚を物色する。 「仕事捗ってるかー?」 ノックもせずに生徒会室に入室してきたはるちゃん。もう、ノックくらいしてよね。 「今さっき休憩入ったところー。はるちゃんも紅茶飲む?」 「いや、俺はいい。生徒会補佐の申請が通った報告にきただけだ」 「通ったんだ、りょーかい。この休憩終わったらまた仕事始めるからなんかあったら電話ちょーだい」 「あんまり無茶すんなよ」 保健室を開けっ放しにしているらしく、はるちゃんは用件だけを伝えると帰っていった。 「ちょっとだけ寝ようかな、眠たいし」 仮眠室を使えば朝までがっつり寝てしまいそうだしここでちょっと寝るか。 ソファーに置かれたクッションを抱き枕がわりに目を瞑った。

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