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ゼロ

「まぁ、いいや。5分待ってあげるからよく考えていてね。 俺を殺そうなんて面白いことをしてもいいけど、そのときはせっかく治してあげたその怪我の何百倍もの痛みを味わうことになるけどね」 『……』 言葉だけを投げつけて、編成試験の結果が張り出されている掲示板へと足を動かす 「……ええっと、俺はーー、」 やはり活気の見いださせない目でさもどうでもいいことのように一番上から順に見ていく。 …… ……。 一番上に名前があっても可笑しくはないのに、何故か自分の名が書いてない。 「…ふぅん。」 そしてやっと見つけた自分の名。 思わず口の端があがる ニヤリと。 シンにいったらなんて言うかな? 怒るかなー 絶対怒っちゃうなこれ。 だけど、 ……、ひさしぶりにワクワクしてきた ピョコンとアホ毛が立つ。 それもそのはず。 少年は、最低評価のEクラスだった。

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