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第26話 ムラっと

「うん!」 「布団持ってくるから、テーブル片付けておいて」 そう言って、和室から母さんが用意しておいてくれた布団一式を部屋まで運んだ。 さてさて、薫を見ればいそいそと寝る支度を手伝ってくれていて、その顔がとても嬉しそうだ。 そりゃ俺だってスゲー嬉しいけど、どうしようどこまでしちゃったらいいのかドッキドキするわ。 母さんはまだ起きてるし、変な音とか変な声とかでたら怪しまれるだろうな。 かと言って何もしないなんてあり得ない!絶対触るし!悪戯するし! 薫のエッチな顔とか見たいし!! 「てっちゃん」 「!はぁいっ!!」 「邪魔、そこどいて。シーツ敷けない」 「……さーせん」 慌ててベッドの上にのって、薫が敷布団にシーツを敷くのをじっとり見ていた。 四つん這いになってる姿が意識しているせいかやたらムラっとさせる。 細身の身体は女子みたいな柔らかさはないけれど、色白な肌はしっとりとした色気みたいのが見え隠れしていて…… …… 「あ!か お るくーーーん」 「ン?」 敷き終わった布団の上にぺたりと座っている薫を手招きし、近づいてきた薫の隙ありありの唇を素早く奪った。 べろりと舐めてから、強引に舌を入れ薫の舌を探す。 舌の感触を確かめるように、ねっとりと角度を変えながらその弾力を味わった。 唾液を絡めて、唇を濡らしていく。 ちゅ…… ちゅ…… 硬直する薫の身体を抱きしめて、腰細さや背中の薄い筋肉に触れて、確かに薫が腕の中にいるという存在を確認し実感が沸いた。 俺、薫にキスしてる…… 母さんが行き成り入って来たらアウトー!なドキドキの中で思い切り薫にベロチューしてる! あーもう限界なんっすよ本当にっ! 身体が勝手に動くんですよ!そりゃそうだよ!大本命が目の前でソワソワ期待しながら布団敷いてるんだぞ! 決めた! こっそりバレないようにエロいことをする! これしかない! ぎゅっと俺のシャツを握りしめている薫が半端なく愛おしくて仕方がない。 舌と舌を重ね絡めると感度は高まっていき、はぁはぁと乱れる薫の吐息がまた可愛い。 「……悪い、スゲー我慢できなかったわ」 「…………てっちゃん……」 唾液で濡れた唇がエロく光って、瞳はウルウル涙目で、顔は赤くて見たこともない薫のエロ顔が完成されていた。 親指で瞼を拭ってやり、そこにキスをする。 「どうだ?気持ちよかった?顔、えっろ~」 「……び、びっくりした……」 「薫には早かったか。まぁゆっくり……」 「ンーン!てっちゃん、もっとして!……とっても気持ちよかった……」

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