「えーっと悪い……ところ……」 ぺた…… ぺた……と控えめに薫は俺の腹に触れる。 温かい薫の指が優しく下っ腹やわき腹を撫でていく様子を黙って見守った。 顔赤いぞ～！ 無表情の薫からドキドキと緊張しているのがわかり、内心小躍り状態だ。 腹に触るのは構わないけど、俺も薫に触れたい撫でたい。 こんな可愛いワンピースを着た恋人が目の前にいるんだから、抱きしめてやりたいと思うのが普通だろ。 勿論抱きしめるだけじゃなくて、キスをして薫の唇を肌を存分に味わいたいんだ。 ……腰、細……ヤバい…… そう思いながらベッド脇で膝をついている薫の腰をチラ見し、そこに手を添えてみた。 触られたことに驚いたのか、ピクリと薫の身体が震えたけど、怒られなかったのでそのまま控えめに撫でていく。 腰から背中、また腰に戻り尻を撫でていくと、生地越しなのにノーパンなのが良くわかってしまいニヤニヤしてしまう。 尻の割れ目にやんわり指を這わせると、きゅっと尻に力が入るのがまた楽しい。 「ちょっと、てっちゃん……っ」 「ヤバ……心臓が大変なことになってるわ。直ぐに薫に治してもらわないと死ぬかも～」 「え、ん！ン……っヮ！」 「治して……先生～」 「え！俺、先生じゃ……なっ……ンっ！」 ぐいっと腕を引き寄せて、薫の唇に触れそうな距離で囁き口をふさいだ。 赤い唇が完全俺を誘ってて早くキスして欲しそうにしているって勝手に俺がそう思っているだけなんだけど！ 「は……ン……」 重なる唇は柔らかくて温かくて気持ちがいい。 それだけで鳥肌が立つように身体が嬉しいと震える。 薫を全部まるごと味わいたくてそれを考えるだけで、興奮が止まらない！ わー！もう……離さないからなっ！！ キスをしながら薫の身体を俺の上に引き上げて抱きしめ、舌を絡め口内をかき回して薫の舌を味わう。 「……は……ンは……っ……ふン……」 吸って舐めて唾液を絡めていき角度を変えて優しく攻めた。 くちゅん……くちゅ…… 時間をかけて口内を攻略していくと、薫の身体から力が抜けていくのがわかる。 唾液でべっとり濡れた唇が離れるころには、涙目で息の荒いほかほかの薫が出来上がっていた。 ほかほかの薫……えっろ…… テンション、上がって来たわ～！