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-気が付いた時、俺は全裸で用具室の中に独り倒れていた。 周りはすでに暗くなり始めている。 身体の痛みを耐えて起き上がろうとした時。 「………っ!!」 俺の中からぬるりとした液体が足を伝って、流れ落ちる。 俺はソロソロと起き上がると、暗い中、散らばっている服を拾い集め、着る。 泣いてたまるか…。 動く度に、身体が…腰が…痛む。 こんなことで泣いてたまるか。 帰り道が暗いのはありがたかった。 制服の乱れや汚れが見えないから。 いつもより倍の時間をかけて家にたどり着く。 家の灯りは点いていない。 まだ、誰も帰ってないみたいだった。 帰っていたとしても、誰も俺のことなど気にしないだろうけど。

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