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1ー11
窓からは朝日が射し込んでいる。
(…朝か…)
身体の節々が痛むし、頭が重い…熱があるのかもしれない…。
本当は学校を休みたい。
だが。
『来たくなければ来なくてもいいが…代わりに晃を呼ぶんだな』
昨日、速水に言われた言葉が蘇る。
俺は重い足を引きずりながら、学校への道を歩いていた。
「おはよう。由貴」
いきなり後ろから背中を叩かれ、痛さと驚きに上げそうになった悲鳴を慌てて呑み込んだ。
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