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「嫌だ!!誰か助けて!!誰か!!」
「…たく…無駄だって言ってんだろ。ほら、こっちへ来い」
伸びてきた速水の手を払って逃げようとしたが、それより早く速水の平手が俺の頬に飛んできた。
「…ああ……っ!!」
その衝撃に俺の身体は文字通り吹っ飛び、椅子に背中が当たって息が詰まる。
「…いい加減にしろ。俺に逆らうな。酷くされたいのか?」
速水の瞳が鋭くなり、怯むが…ここで弱気になると本当にこの部屋で速水に飼われることになってしまう…そう思った俺は暴れるのを止めることができなかった。
両手を振り回し、速水から逃げようと暴れる。
しかし、振り回していた両手を簡単に掴まれ、またしても頬を叩かれる。
「お前が逆らうからいけないんだぜ?大人しくしていれば、優しくしてやったのに…」
速水はそう言うと、俺をその場に押し倒し両足を広げて、折り曲げた。
何をされるのか理解して、俺は青くなる。
「…や…嫌だ!!止めて…まだ痛いのに…っ」
「俺に逆らった罰だ」
速水はニヤリと笑うと、俺の身体を貫いた。
「…~~~~~っ!!」
身体を二つに引き裂かれる痛みに、俺は気を失った。
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