28 / 69

第28話 けっしてMじゃないよ

ていうか、相手が龍ヶ崎だからだ。 ぜんぜんタイプじゃないし。 ドンピシャなかわいいこだったら、めっちゃご奉仕しまくるんだが。 嫌々感が、事務的な前戯にもでてしまっていた。   とりあえず、続行だ。 脳内変換で、やるしかない。 感情は二の次。 たんたんと愛撫を続けるしか、道はない。 オレは上半身をおこして、涼しげな顔をちょとだけ、見下ろした。 体をずらし、龍ヶ崎の大腿に跨がって座った。 全体重をかけて、重くて動けなくしてやったのだ。 龍ヶ崎のジーンズのホックをはずし、ジッパーをおろす。 ついでに、一気に下着とジーンズを脱がした。 目の前には育ちきっていない龍ヶ崎のアレ。 でも、じゅうぶんに大きい。 コレがMAXになったら、はっきり言って凶器だからっ!! そんなのの相手をさせられてるオレは、セックスなんて愛情表現のあらわれじゃなくて、 そう、 まるで拷問をうけているのと変わりないし。 そんなんでも、結局は、気持ちよくなっちゃうオレは、マゾなの? 慣れだよ、慣れ。 龍ヶ崎のデカイのに慣れて、痛くても苦しくても、イけるようななっちゃっただけだから。

ともだちにシェアしよう!