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第29話 オレのテクをためされている……
龍ヶ崎のモノをつかんだ。
強要されるのとは違って、自らさわるのはかってが違う。
手の中の熱さにめまいがしそうだ。
自然と目がいったまま、視線がはずせなくなった。
だって、顔をずらせば、オレを見ているはずの龍ヶ崎と目があってしまうからだ。
コレ、どうするよ?
いつまでも、つかみっぱなしではいられないよなぁ。
とりあえず、指を動かしてみた。
片手じゃおさまりきらないから、両手でしごいていく。
やっぱ、男って単純ないきものだから、刺激をあたえれば、大きくなっちゃうもので。
育ってくれたモノを、じぃっとみつめてしまった。
次の段階って、後ろの方をいじるわけなんだけど。
前で先にイかせたあとで、後ろをほぐすか?
それとも、前をギリギリまでじらしながら、後ろも同時進行か?
段取りを決めている時点で、終わっている感じがする。
そして、手だけで、この龍ヶ崎をイかせるテクがオレにはあるのか?
「時間かかりすぎで萎える」
と、龍ヶ崎に言われた。
いえ、
あなたの息子さんはすっごく大きいままですよ、龍ヶ崎さん。
とは言い返せれなかったけど、ね。
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