29 / 69

第29話 オレのテクをためされている……

龍ヶ崎のモノをつかんだ。 強要されるのとは違って、自らさわるのはかってが違う。 手の中の熱さにめまいがしそうだ。 自然と目がいったまま、視線がはずせなくなった。 だって、顔をずらせば、オレを見ているはずの龍ヶ崎と目があってしまうからだ。 コレ、どうするよ? いつまでも、つかみっぱなしではいられないよなぁ。 とりあえず、指を動かしてみた。 片手じゃおさまりきらないから、両手でしごいていく。 やっぱ、男って単純ないきものだから、刺激をあたえれば、大きくなっちゃうもので。 育ってくれたモノを、じぃっとみつめてしまった。 次の段階って、後ろの方をいじるわけなんだけど。 前で先にイかせたあとで、後ろをほぐすか? それとも、前をギリギリまでじらしながら、後ろも同時進行か? 段取りを決めている時点で、終わっている感じがする。  そして、手だけで、この龍ヶ崎をイかせるテクがオレにはあるのか? 「時間かかりすぎで萎える」 と、龍ヶ崎に言われた。 いえ、 あなたの息子さんはすっごく大きいままですよ、龍ヶ崎さん。 とは言い返せれなかったけど、ね。

ともだちにシェアしよう!