40 / 69
第40話 いつまでも続くよ、ご奉仕活動
オレの見開いた目から、
涙がぼろぼろとこぼれてきた。
「泣かないで。じゃないと、もっと、泣かしたくなる」
泣くほど、フェラがつらかったわけじゃない。
感じてくれないのが、くやしいと感じるのはどうしてだろう。
テクのなさが、はがゆい。
瞬殺で、いちころの技が欲しいぃ。
龍ヶ崎のをくわえたまんま、大泣きするオレは、かなりシュールだ。
龍ヶ崎のため息が、さらに追い討ちをかけてくる。
自分にはご奉仕がむいてないのだけは、いつも以上にはっきりとわかった。
「ほら、手伝うから」
龍ヶ崎のモノをつかんでいるオレの手に、龍ヶ崎の大きな手がかさなった。
誘導されながら、フェラを再開した。
ちょっと困ったような龍ヶ崎の顔が、自己嫌悪に拍車をかける。
「泣き顔……変だから早くイってあげる」
龍ヶ崎が言ったあと、重ねされた手の指をからめられた。
手の動きが、速くなった。
くちゃ、ぐちょ、ぐちゅん、くちゅり。
淫靡な音がオレの耳をおかしていく。
口の中からあふれてくるカウパーと唾液で、いちだんと、手のすべりがよくなっていった。
ともだちにシェアしよう!