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第4話
暗がりから近づいてくる声の主は、あの“誰か”。
見慣れた制服にチャラチャラした金髪、それが今は随分と乱れている。
いつもはうるさいが、さすがに今は大人しい。
下を向いてワイシャツをぎゅっと握っている姿は、普段からは想像もできず心が痛む。
男が男をレイプ……
最近はニュースに取り上げられることも多いが、こんな身近なところで起きるなんて。
自分が羽織っているジャケットを栗原にかけると、肩が震えていることに気づいた。
「ふっ…はは」
突然、栗原は笑った。
「どうした?どこか痛むか?」
「ぜーんぜん大丈夫!助けてくれてありがとう……って言ってあげたいところだけど、ホントはさ、俺こういうこと大好きなんだよね!」
なんだ?栗原はなんて言ったんだ?
こういうこと大好き……?
「はははっ、直ちゃんが驚いてる」
栗原は俺に近づき、意味深に微笑んだ。
「お前……自分で何言ってるか分かってるのか?」
「分かってるよー!直ちゃんが来なければあの3人に犯されてたのにー」
そう言って、悔しそうに頬を膨らました。
「てか、直ちゃんいつもと違ってロボットじゃないし、かっこよかったから勃っちゃった。俺のこれ、どうにかして?」
そう言って、栗原は自分のそこと乳首をいじって感じだした。
栗原はキレイな顔立ちをしているし、その姿は酷く魅力的だった。
正直、複雑な感情の中で興奮してる自分もいる。
「俺えっちするの大好き……ぁ、その中でも、レイプが1番興奮しちゃうの……」
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