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予兆

「……っあ!ユノぉ……!!あ、あぁ……っ」 「ソラ、可愛いよ……もっと鳴いて……」 柔らかく解されたソラの蕾をユノは固くなった陰茎で開いていく。 激しく打ち付ける腰の動きに合わせて、ソラの口からは甘い声が漏れる。 濡れた音が暗い部屋の中で響き、ソラは全身でユノを求め続けた。 「ユノ……!あっ、気持ち、いい……っ!奥にもっと、欲しいよぉ……!!」 「ソラ……あげるよっ!僕の全部をあげる……!!……っく、ぁあ!!」 ユノはソラの体を抱きしめながら、ソラの中に白濁した温かい液体を注ぎ込む。 奥に注ぎ込まれた瞬間、ソラの陰茎からも白濁液が飛び出した。それはソラとユノの腹に飛び散る。 二人同時にイき、二人はぐったりと重なり合う。 「ソラ、大丈夫?疲れてない?」 「疲れたけど、何だか満たされた感じ……」 「僕も満たされたよ」 汗ばむ肌に唇を落とされる。こういう戯れも好きだ。 そうだ、今日のことをユノに聞いてもらおう。 「ユノ、今日、地球の生活を望遠鏡で覗かせてもらったんだ。電車とか学校のこと、少しだけ思い出したんだ」 「え……」 さっきまでの甘い空気がぴたりと固まる。 「……ソラが本当に地球人かなんて分からないだろう?」 「でも、アルビータが日本人だって……」 「確証はないでしょ?」 ユノの意地悪な言葉に少しだけ腹が立った。 「何で、そんなこと言うの?ユノは僕に思い出して欲しくないの?」 「そうじゃないけど……もし思い出したら、ソラは地球が恋しくならない?」 「それは……」 確かに懐かしくはある。 けど、帰りたいかと問われればそうでもない。 まだ完璧に思い出してないからかもしれないけど。 「僕の傍から離れるくらいなら、いっそのこと……」 ユノは僕の目を大きな手で覆い隠した。 ーーー 星の光が天窓から降り注ぎ、アルビータの部屋の水晶がキラキラと輝いている。 その中でも一際輝く黒色の水晶があった。 それは宇宙をそのまま石に閉じ込めたような、美しくも禍々しさを宿している。 その水晶が輝くのは、何かをアルビータに伝えたい時。 特にこの水晶はアルビータのいた星にしかないもの、特別なものだった。 「今夜はやけに光るな……」 アルビータがその水晶に触れた瞬間、一つの映像が彼の中に一気に流れ込んでくる。 それは、一つの星が壊れてしまう映像。 倍速で流れる映像や情報の波に、思わずアルビータは座り込み、息を吐く。 「今の星は……まさか……」 さっきの星が滅びたら、ソラやユノが危ない。 「ソラに記憶を返さないと……」 アルビータはマントを翻し、部屋の外へ出て行った。

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