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【7】SIDE蓮見(7)-5 ※R18
はすみ、と吐息が蓮見の名を呼ぶ。
「苦しい?」
腰を動かしながら聞いた。
三井は必死に首を振る。汗で濡れた前髪が額に張り付いていた。それを指で掃い、小さな頭を抱き寄せる。
苦しいのだ。
痛いのだ。可愛そうだ。愛しい。
さまざまな感情が渦巻く。
一度動きを緩めると、ぎゅっと閉じていた三井の目が開いた。
大きな茶色の光彩に雄の顔をした自分が映っている。それを目にした途端、本能的な欲望が理性を凌駕する。
浅い場所まで戻っていた楔を、一気に奥まで送り込む。
声にならない悲鳴を聞く。
身体を起こし、自分の雄が三井の秘所を出入りするさまを目で確かめながら、大きく腰を使って奥まで突いた。
「あ、あ、ああ……っ」
「三井さん……っ」
勝手に速くなる活塞を制御できない。激しく身体を前後させると、蓮見の額から落ちた汗が三井の胸に飛び散る。
左手で自分の体重を支え、うなだれた三井の中心を右手で掴んだ。腰を打ち付けながら上下に扱く。
先端を薔薇色に染めた雄が、少しずつ芯を取り戻して勃ちあがる。
「あ、あ……」
三井の腰がわずかに揺れた。蓮見をつないだまま、もどかしげに勃起してゆく三井の雄。
口づけを落とす。
鼻に、頬に、唇と額に、そしてまた、唇に。
「好きだ……」
耳元で囁く。
「好きだよ……」
繰り返して腰を揺らす。
細い腕が蓮見に伸びる。再び身体を倒して覆いかぶさると、汗に湿った二つの身体が吸い付くようにぴたりと合わさった。
「はす……」
痛みに慣れてきたのか、三井の頬に赤みが戻っていた。内側に擦るように奥を突いていると、あ、あ、と短く喘ぎながら、官能の気配を見せ始める。
「あ、はす……、あ、あ……」
呼吸を乱し、しがみつくように四肢を絡めて蓮見を包んだ三井が、どこか朦朧としながら、視線を宙に彷徨わせる。
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