64 / 207

【7】SIDE蓮見(7)-7 ※R18

 再び芯を持ち始める雄を一度引き抜く。たっぷり白濁を満たしたゴムを外して先端を縛り、ティッシュに包んでゴミ箱に投げる。  二つ目の袋を犬歯で割きながら、三井を見下ろす。  驚いたように見開らかれた目を見て、さすがに少し気まずくなった。それでも我慢できそうにない。  二度目の臨戦態勢を整えた若い雄をゴムで包み、再び三井の上に覆いかぶさった。 「一度じゃ足りない」 「蓮見……、あ……っ」 「次は、三井さんも一緒にイこう」  前後に腰を揺らしながら、三井の雄芯をゆっくり扱く。平らな胸を飾る小さな乳首に指を這わせる。  あ……、と甘い喘ぎが零れるのは、どこの刺激によるものなのか。いずれ確かめたいと思うけれど、今はまだ蓮見のほうも余裕がなかった。  一定のリズムで腰を打ち付けながら、右手の指で三井自身を高める。 「あ……、ん……」  官能に耐える横顔をすくめた肩の先に向け、三井が荒い息を吐く。 「あ、は……、ん……」  後ろをゆっくり突きながら、右手の動きを速くしていった。他者の手に追い上げられて、三井が小さな悲鳴を上げる。 「あ……っ」  白濁を溢れさせる瞬間の、三井の美しさに感動する。  震える睫毛と無防備に開いた唇にキスを落とし、達して感じやすくなった身体に愛撫を施す。  三井が散らした体液を拭うように腹を撫で、二つの飾りの周囲に指で円を描く。小さな粒を同時に摘まむと、三井の腰がビクリと跳ねた。  たまらない。  どうしようもない気持ちで、腰を激しく突き動かす。悲鳴に近い嬌声を聞きながら、蓮見も二度目を放った。  荒い呼吸を整えながら三井を抱きしめる。 「三井さん、好きだ……」 「蓮見……」  緊張が解けたかわりに、細い肢体がぐったりしていた。 「身体、大丈夫?」 「うん」 「明日も、仕事だよな」  気づいて、焦った。  あんな場所にあんなものを挿れられたら、やはり痛みが残るはずだ。 「大丈夫?」 「たぶん……。午前も午後も打ち合わせが入ってて、ずっと座ってるし……」  それなら、まだ……と、無理やり自分を安心させた。立ちっぱなしよりは少しはマシな気がする。 「気づくのが遅くて、ごめん」

ともだちにシェアしよう!