65 / 207
【7】SIDE蓮見(7)-8 ※R18
「ううん」
首を振って微笑む三井に、新たな衝動が生まれる。
これ以上はダメだと思うのに自分を抑えきれない。
「ごめん……。あと一回だけ……」
驚いて小さく開いた三井の口を、自分の唇で塞いだ。舌を絡めると、許すように三井の手が背中を抱く。
「好きだよ……。好きだ……」
うわごとのように繰り返し、三つ目のお守りに手を伸ばす。
この日だけで全て使い切ってしまった。それでも足りないと思った。
いつまでも、何度でも、三井を抱いていたかった。
ともだちにシェアしよう!