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【7】SIDE蓮見(7)-8 ※R18

「ううん」  首を振って微笑む三井に、新たな衝動が生まれる。  これ以上はダメだと思うのに自分を抑えきれない。 「ごめん……。あと一回だけ……」  驚いて小さく開いた三井の口を、自分の唇で塞いだ。舌を絡めると、許すように三井の手が背中を抱く。 「好きだよ……。好きだ……」  うわごとのように繰り返し、三つ目のお守りに手を伸ばす。  この日だけで全て使い切ってしまった。それでも足りないと思った。  いつまでも、何度でも、三井を抱いていたかった。 

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