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【23】SIDE三井遥(9)-7 ※R18
「ああ……っ」
「お……、と」
蓮見の顔に白いものがかかる。それを指で拭った蓮見が、赤い舌を覗かせてぺろりと舐めた。
荒い息を吐きながら、遥は首を振った。それは、できれば口に入れないでほしかった。
「ご、ごめ……」
「濃い……」
「バカ……」
赤い舌を見せたまま、蓮見が笑う。
「久し振りだからな」
もう一度、「バカ」と囁いて目を逸らした。
「そろそろ、いい?」
脚を折り曲げられ、左右に開かされる。晒された蕾に、焼けた鉄のような楔が押し当てられ、息をのんだ。蓮見のものはとても大きくて、最初に挿れられる時はいつも少し苦しい。
息を止めたまま受け入れる。
「ん……、あ、ああ……っ」
「やっぱり、まだ少し……、固い……」
詰めていた息をゆっくり吐いた。白い肉に突き立てられた杭を一緒に見つめながら、蓮見は丁寧に腰を前後し、長さのあるものを徐々に遥の中に埋めていった。
「ああ、いい……」
目を軽く閉じ、遥を味わうように、蓮見が小さく腰を揺らす。
「あ、ん……」
「遥の中、最高だ……」
逞しい身体がゆっくりと覆いかぶさってきて、腕を伸ばして迎え入れる。広い背中を抱いてキスを繰り返す。舌を絡め、角度を変えて、互いの口腔を全て確かめるように何度も味わった。
つながった場所を小刻みに揺らし、一つになっていることを感じる。
「あ……」
中を突きながら、蓮見が少しずつ角度を変えた。
「あ……、ん……」
「気持ち、いい?」
「ん……」
上下に揺さぶられ、ガクガクと頷きながら微笑んだ。気持ちいい、と正直に言葉に出して伝える。
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