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第11話

準備が出来て席につき、手を合わせる。 『いただきます』を言ってお箸を持ち、ハンバーグに箸を入れた。 「ん、美味い」 「本当ぉ……?」 「本当。すごく美味しいよ。」 先に食べた命が笑顔になってる。 嬉しくて俺も早速一口食べると、美味しさに目を見開いた。 「美味しい!」 「ユキは料理が上手だな」 「ん、ふふ……よかったぁ……」 嬉しくなってお腹が膨れるほどいっぱいご飯を食べ、『ご馳走様』をするとタイミングよく沸いたお風呂。 「お風呂先にどうぞ!俺がお皿洗いするから!」 「皿は俺が洗うよ。ユキはちょっと休憩して、俺と一緒に風呂な。」 「え……一緒……?」 「嫌か?」 慌てて首を左右に振る。 嫌なわけが無い。むしろ嬉しくて顔がニヤニヤしちゃう。 「命とお風呂入るの、久しぶりだね」 「そうだな。」 頭をグリグリ撫でられる。 髪がぐちゃっとしちゃうけど、俺はこれが大好きだから何も言わない。 「じゃあ、ちょっと待ってて。洗ってくるから」 「いいの?」 「もちろん。買い物行ってご飯作ってくれたし、疲れただろ。」 正直、ちょっとだけ疲れた。 一人で買い物に行くのは大変。 ソファーに座ってシロくんと遊んでいる間に命はお皿洗いを終える。 声を掛けられ一緒にお風呂場に行き、脱衣所で服を脱いだ。 「それにしても……本当に育ったな。」 「あっ、やだ。そんなに見ないで……」 「……隠すところそこじゃないと思うけど」 服を脱いでじっと見てくるから、咄嗟に胸を隠した。それから場所を間違えたと思って股間に手を伸ばす。 命にくすくす笑われて、背中を押されお風呂場に入りシャワーを浴びた。 頭から浴びて濡れた髪をかき上げる。不意にキスをされて熱い舌が絡まりあった。

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