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第12話
〈12〉
上原は実家に帰ってる
親戚が来たり同窓会するって言ってたな
俺は去年までは夏休みは海外行ったり
会員制マンションに泊まったりしたけど
今年は全部断った
うちはリフォーム中だから
親とは外で外食する約束はした。
あとは予定ない。
夜遅く上原から明日は用事ありますか?と聞かれた
親と食事するだけだよってレスすると
そのあと
うちに来ませんか?ってラインがきた
慌てて電話すると
「親が先輩に会いたいって言ってて。
迷惑じゃなければ」
「迷惑じゃないけどさ、うーん、俺と付き合ってるって知ってるんだよな?」
「はい、知ってます。やっぱ嫌ですか?
重いですか?」
「嫌じゃないし、重くないけど、緊張するわ」
「はい、そうですよね、じゃまたにしますか?」
「あ、いや…。」
「同窓会は?」
「同窓会って感じじゃなくただの飲み会で
今日でした」
「そっか今日は飲んでないの?」
「飲みました。俺、酒の力を借りて先輩に話してます」
「まじか、わかった。じゃあ、車で行くから
お前の帰る日に合わせて行くのでいい?」
「はい!!嬉しいです!!」
「こんばんは、初めてまして田辺です」
「こ、こんばんは姉の鈴香です」
「えー、こ、この子はくるみです」
赤ちゃんを抱っこしてる。
「お母さん早くきて!!めっちゃイケメン!!」
「あら〜はじめまして。母です」
「あらほんとイケメン さん。響輝がお世話になってます。お父さんは麻雀に行ったから朝まで帰ってこないと思いますけど、ゆっくりしてね」
「あんたの彼氏やばーマジイケメン」
上原をバシパシ叩いてる
ー恥ずかしいなー
リビングに通された
「ビール飲みます?」
「あ、はい、いただきます」
「あのぉモデルさんですか?」
「いえ、会社員です」
「じゃあ元モデルさん?」
「いえ」
「元芸能人?」
「いえ」
「ミスター大学とか?」
「いえ全然」
「こんなイケメンが普通の会社員?信じられない」
「背は何センチ?」
「183です」
「出会いは?」
「お姉ちゃんもういいでしょ」
「いーじゃん話しても」
「あ、この子と写真撮っていいですか?」
「あ、はい」
「なんでねえちゃんと撮るんだよダメだよ」
「ケチだね、ひびきは」
「先輩これ美味いですよ、食べてください」
料理はどれも美味しかった。
上原は中学高校とモテたこととか
小さい時よく怪我した事とか
お母さんとお姉さんにたくさん聞いた。
「ご馳走さまでした」
「あとでお風呂2人で入ってね、お父さん自慢のお風呂だから」
「はい」
「俺の部屋行きましょう」
「おまえんち仲良しだし、なんか初めて来た感じしないな」
「そうですか?」
「あー緊張した」
って俺が言うと
上原がぎゅっと抱きしめる
「来てくれてありがとうございます」
「どういたしまして。」
「部屋何もないね」
「持って行ったから」
「CDとか漫画ないんだ」
「だいたいスマホで済むので」
「そうなんだ、年の差感じるわ」
「先輩お風呂行きましょう」
「一緒に入って大丈夫なの?」
「大丈夫ですよ?」
「よく彼氏と入ってたの?」
「…。入ってましたよ」
「そうなんだ…。」
「嘘ですよ」
「なんだよ、今俺ナイーブだからやめろよ」って
キスされた
「ナイーブ」ってやばってバカにされた。
「すげーヒノキなんだ」
窓は全開に開けられるようになっていて
綺麗に剪定された木々がライトアップされて日本庭園みたいで綺麗だった
先輩、って湯船の中で
上原がキスしながら、
「今日何にもないから出来ないです」って言う
「全然いいよ大丈夫だよ」って
そう言いながらキスはやめないでアソコを触る
「先輩1人で抜きました?」
「抜いてないよ」
「おまえは?」
「抜いてはないですけど、準備はしました」って乳首を舐める
「おい、窓開いてる」
「じゃあ、閉めます」
ヒノキのお風呂の縁に座らせて、上原が咥える
「あー、気持ちいい」
上原の口内は生暖かくて、ヌルヌルしてる
「はあ、先輩気持ちいいですか?」
「うん、気持ちいい」
先輩が俺を引っ張る
「座って」
先輩が舐めてくれる
「あ、先輩、気持ちいい」
「あっー」
いつのまにかキスしながら
お互いのをしごいてた
湯船に入らないようにする
「やばいいきそう」
「はい、俺も」
「ああっーーっ」
窓を開いて風を入れる
「ほんと旅館の露店風呂みたいだな」
「お父さん喜びますよ」
部屋に戻ると
風呂上がりのビールとスイカを置いてあった、
先輩は俺のTシャツを着てハーフパンツを履いていた
「先輩のハーフパンツなんかかわいい」
「あんまり履かないからな」
「明日さここ寄って帰ろう」
「蕎麦屋?」
「うん。うまいって」
「先輩蕎麦好きですよね、超綺麗に食べるし」
「そう?」
「はい、先輩が食べてるの見るの好きです」
布団を2組敷いて寝る
最初は手を繋いでたけど
先輩の布団に入る
先輩は俺をホールドしてずっと俺の髪や頬の匂いを嗅いだり唇でついばんでくる
「先輩くすぐったい」
「我慢してよ」
「先輩夏休み出かけなくて良かったんですか?
休みは海外とか行ったって前話してたから」
「行かなくていいんだよ、おまえと行きたいからさ」
チュってキスしてから
ずっとずっとキスしていた
部屋にクチュクチュ響く
アソコはガチガチで2人でこすりあってる
「先輩、やりたい」
「うん、でも、今日何も持ってないから」
ちょっと待っててくださいって
上原は洗面所からベビーオイルとタオルを
持ってきた
「これ使いましょう」
「赤ちゃんの?」
「なんか背徳感あるな」
上原を寝かせて指にベビーオイルをつけて入れる
「あー」
って上原が俺にくっついてキスする
「すごい吸い付いてくるよ」って上原の耳元で小声で言う
「ああっ気持ちいい」
「先輩、入れて、入れてください」
「ーー」
声出せないから、すごい中が締まる
キスしながらずっとくっついて腰を動かす
耳元で
「来るときローション持って行くか悩んだけどさ」
「はい、俺も頼むか悩みました」
「痛くない?」
「はい、全然」
「気持ちいい」
「ああっ」
声が出ないようにキスする
上原はもう目も開けない
「大丈夫?」
うなずく
「我慢しないで、いっていいよ」
背中に回した手に力が入る
上原の腹に飛んだ白濁を見ながら
俺もイッタ
2人の白濁を拭いて
上原を抱きしめて眠った。
朝食も食べきれないくらいたくさん出てきた。
結局お父さんは徹マンしたからと
寝ていたから会えなかった。
帰り道蕎麦を食べた
先輩は「美味い」って言って満足そうだ。
帰ってから
洗濯機を回してる間
上原は鼻歌歌いながらチョコミント味のアイスを食べている
「美味しい?」
「はい、先輩も食べます?」
「いや大丈夫」
「苦手ですか?チョコミント好きになってくださいよ」
「はい、はい頑張ります」
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