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第13話

夏休みも終わりが近づいて来た ベッドで 上原が俺の耳をさわりながら 「先輩ピアス開けてたんですね」って言う 「うん、昔ね、もうふさがったんじゃない?」 「ピアスないんですか?」 「ピアス?今?ないよ」 「つけてるのみたい」 「今更やだよ」 「えー」 「おまえは?」 「あけてないです」 「見せて?」 「ほんとだ、あいてない」 「おまえ耳好きだよな」 「うん」 頭に腕を絡めて 「先輩も好きでしょ?」 「うん」 上原が俺の耳を舐める 「先輩、キスして」 舌を絡める 「またしたくなる」 「んー今日はもう無理です」 「なんだよー」 「先輩絶倫過ぎ」 「まだ2回しかしてない」 「指輪、いつ買いに行こうか?」 学校が始まって 俺は追い込みで忙しくてなかなか先輩に会えなかった 3週間経って、 ゼミのミーティングが予定より早く終わったから 先輩に会いたいってメッセージしたら 《俺も会いたい、今2駅手前で飲んでてもうすぐ解散する予定。駅前まで来れる?一緒に帰ろう》ってレスが来た。 駅前に着いたら タクシーの前で男女が何人かいて何やら揉めている あれ?先輩もいる ベージュのパンツスーツの細身の女の人が 「田辺くん!?一緒に乗ってよーっ田辺くんともっと飲みたいから家で飲み直そうよ」って言ってる 「主任!!ほら田辺さん困ってますよ」 「田辺くんってば!」 会社の人が 運転手さんにお金と名刺渡してお釣りはいらないから領収書送ってください、 じゃお願いしまーす。 おつかれ様でしたってタクシーの扉を閉めた 手慣れている。 「相変わらず主任さんの酒癖治んないね」 「田辺さんがイケメンだからいけないんですよ、 いや、すみません、冗談です。 毎度毎度すみません。おつかれっした」って別れた。 先輩も「はあ〜」ってため息をついて 携帯を見てキョロキョロした 俺を見つけて肩を抱き寄せて キスしようとする 「ここじゃダメですよ」 「いいじゃん」 「酔ってます?」 「酔ってないよ、タクシーみてた?」 「はい、見てました。誘われてましたね」 「酒癖悪いんだよ」 「先輩かっこいいから仕方がないです。」 「うち来るだろ?あ!ごめん、飯は食った?飲む? どっか店入る?」 「何気にしてるんですか?家に行きたいです」 って手をぎゅっと握る 「うんタクシー拾う」 「はい」 タクシーの中で 「あの女の人酔ってましたけど先輩を好きそうでしたよ?」 「そう?好きなんて言われたことないし、取り引き先の社員に部屋で飲み直そうはね、ダメだろ。」 ってひそひそ話す 上原は手をぎゅっとしたまま、話を聞いてる 「おまえは元気だったの?」 「うーん やらなきゃいけないないことに追われて 元気なのか元気じゃないのかわからなくなりました。」 「そっかあ頑張ったんだな」 タクシーを降りて部屋に入ると 引き寄せられるようにキスした チュ、チュ、 先輩がネクタイ緩めて シャツのボタンを外した 俺のシャツもズボンも脱がそうとする 「先輩、先輩、今日まだ準備してなくて」 「うん風呂行く?」 「はい、先行きます」 「じゃ、呼んで」 風呂から先輩を呼んだのに、返事がないから 急いででたら、ソファで先輩は寝てた 「先輩寝ちゃったんだ」 寝てる先輩の頬や口にキスした ワイシャツから 汗と先輩の匂いがする しばらく顔を埋めてみる。 起きそうもないから ソファのリクライニングを平らにして 2人で買いに行った肌触りの良い掛け布団をベッドから持ってきて 先輩の横でくっついて寝った 朝方に目が覚めた 「上原?寝てる?」 ーあー俺ソファーで寝ちゃったんだー 風呂に入ってでてきたら、 上原が起きてた 「起こしちゃった?」 「シャワーの音したんで。先輩、体痛くないですか?」 「大丈夫だよ、ベッド行こう」 肌ざわりのよい掛け布団も一緒にベッドに連れてきた 先輩はキスしながら、乳首を触る 「おまえの肌気持ちいい」 上原が 「先輩髪濡れてる」って髪を触りながら、 キスして身体中を愛おしそうに触る 「なあ、立って入れたい、そこ手置いて」 「ここ?」 「うん、入れるよ」 「あっ、はあ」 「あーっ」 「気持ちいい」 先輩が乳首をさわりながら背中にキスする 「あーはあ、」 「はっ、はっ」 「上原、やっぱ顔みたい、ごめん一回抜くよ」 「うん」 ベッドで正常位で入れなおした 「あーっ、」 「先輩、会いたかった、会いたかった、して欲しかった」 「俺も」 「先輩…いかせて」 上原のアソコをしごいて上原のいいとこを突く 「あ、あ、あ」 「ダメ、は、は、はあ」 「ん、ん、っー」 「イクイクイク」 上原の胸まで飛んだ 「俺もう少し」 上原は俺の顔を触りながら腰を動かす 「あっ」 中はビクビク締まってる 締められて、気持ちいい、 「上原気持ちいい」 「うっ」 上原の腹に出した 「イッチャッタヨー」 「先輩カタコトになってますよ」 上原にキスして首の匂いを嗅ぐ 「おまえの匂いすき」 「匂いだけ?」 「うん、匂いだけ」 「えーっ、俺も先輩の匂い好きです」ってくっつく 先輩はずっと俺の肌を触ってる 「上原」 「ん?」 「肌すべすべだな」 「いつもいいますね」 「綺麗な顔だな」 「それもいつもいいますね、先輩もカッコいいっす」 「先輩、昼前に起こしますね」 「いーけど、どこか行くの」 「内緒です」 「はいはい、どこでも行きます」

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