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第25話
「はい、焼けましたよ」
「ありがとう」
「うまー」
Openまえから並ばないと入れない人気の炭火焼肉店
に来た
後ろの席の人と背中がぶつかりそうになりくらいキチキチだ
「柔らかくてうまいっすね」
「人気なわけだな」
「俺ご飯食べます、先輩は?」
「俺はいらないよ」
すごい行列だから
気忙しく食べたけど
満足した。
駅まで
手を繋ぎたいけど
人の目が気になって
なかなか繋げない
電車に乗ると
一斉に視線を感じる
「匂いますかね?」
「たぶん」
ーイケメン2人が乗って来たら見られて当然ですー
マンションまで歩きながら
いろいろ話す
「告られた人どんな人なんですか?」
「ん?どんな?普通かな。
飲み会でもあまり変わらない感じで印象はあまりないかなあ。だからびっくりしたかな」
「仕事しにくくなります?」
「ん?大丈夫だよ、ごめんな」
「謝ることないですよ」
「お前は元カレから電話ない?」
「はい、ないです、友達から
電話しないように伝えてもらいました」
「よかった」
「もう少し飲みたいなあー」
「着いたら飲みましょう」
2人でシャワー浴びてまあ浴びるだけじゃすまなくて
キスしながらしごいてイッタ
ソファーに座って飲み直そうとしてたら
電話がなった
「出ていいですか?」
「うん」
スピーカーだ
「もしもし、上原くーん?」
「はい」
「だれかわかるぅ?」
「はいわかります」
「今日焼肉屋にいたでしょう?超イケメンと!」
「あーはい彼氏です」
「えーあのハイスペックな彼のこと?」
「はい」
「ハイスペックでイケメンってすごいの見つけたわね
本当にイケメンだったわよー
「今度お店に連れてきてー」
「はい」
先輩はウエストに手を回してる
「でもいい人見つかってよかったわ。上原くん
いい子なのにさ、
いろいろ嫌な思いしたんだから
幸せになっていいのよ」
「はい、あの、焼肉屋にいたのなんで知ってるんですか?」
「焼肉やの前の店に空き店舗があってね、友達のお店探しの下見に付き合ってたら
上原くーんとイケメンが焼肉食べてたから
声かけようと思ったんだけど
打ち合わせが長引いちゃってねー」
先輩は膝枕で話聞いてる
「あと、ジョーには話しておいたから
安心してお店来てね、」
「はい、ありがとうございます」
「はいじゃあねー
ハイスペックイケメン彼氏によろしくー」
「なんでスピーカーにしたの?」
「やましくないから」
「疑ってないし」
「先輩やきもち焼きだから」
「お前が言うなよ、今度お店連れてって」
「はい」
先輩はだいぶ酔いが回ったのか
膝枕で
「俺から告白したかったのお前だけだからな」
って言う
「そうなんですか?」
「うん」
「そうだよ、俺告白されたから付き合うのばっかり」
「あーモテアピールですね」
「違うしー」
「お前も告られないと付き合わないって言ったじゃん」
「まあそうですけど」
「あーでもさ俺が言わなかったらお前どうした?」
「俺が告りましたよ」
「えー?マジで?いつ?」
「いつ?」
「いつ、、、?」
「んー、あの時期は先輩が好きだけど、
片思いだって思ってたし、
キスしたいとか抱きしめて欲しいとか思ってて」
「まあ、やりたいって思ってましたし
でも先輩から
言ってくれないかなあとか思ってて、
友達に相談して
ボディタッチとかちょっとがんばりました」
「えーわからなかった」
「ちょっとだから」
「ローションも?」
「あ、あれは違います隠すの忘れました。
新しいの買って置いといたんです」
「俺とやりたかったの?」
「はい」
「素直だなー」
「でもさ、お前に告るの勇気いったよ
前も話したけどさ、拒まれたらもう会えないなとか
考えたし」
「はい、考えました」
「じゃあの時に戻って、おまえから告白して」
「えー今?」
「えー恥ずい」
「大丈夫」
「先輩、今日泊まりますよね?」
「うん、いい?」
「はい」
「あの先輩、布団干してなくて、今日はあの
一緒の、あの俺のベッドで良いですか?」
「干してなくてもいいよ?」
「ー。」
「じゃあ今日は帰ったほうがいい?」
「帰らないでください」
「んー?どうした?」
「ー。」
「あの俺、先輩が好きなんです」
先輩はずっと俺を見てる
「ゼミの課題とか卒論は口実で、あ、いや
見てもらいたいのは本当だけど、
いや、あの、それ以上に先輩に逢いたくて、
あの俺男だけど、付き合って、、、く、ください!!」
先輩がギュッと抱きしめる
「俺もお前と付き合いたいよ」
って顔をみる
上原がギュッと抱きしめて
「俺男の人しか付き合ったことなくて」
「うん大丈夫だよ」
「先輩はどっちもイケるんですよね?」
「リバー?」
「あ、違います、 女の子も」
「昔はな。今はお前だけ」
キスする
先輩は膝枕で俺にぴったりくっつきながら
眠そうだ
「告白終わりでいい?」
「いいよ」
「もー、ドキドキしたあ、」
って言う
「ひびき」
「ん?」
「すっごい可愛いかったよ」
「恥ずかしい」
先輩は膝枕で寝ちゃってた
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