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第10話

 ものすごい快感が貫かれた場所から脳天まで突き上げて、一気に射精する。  びくびくと体が跳ね、白いものをまき散らした。  魔族はそんなことにはお構いなしに何度も腰を行き来させ、ラファエルを快楽の渦に巻き込んだ。最奥まで突かれて淫らに悦ぶ内壁が絡みつく。 「あっ、あぁ…、やだ、いや……ああっ」 「嫌か? やめるか?」  ようやく与えられた快感に、ラファエルは意識を飛ばさないだけで精一杯で、突き上げられるままに魔族が与える快楽を貪った。もっともっとと体は愛撫をねだり、意思に反して腰を突きだしてしまう。 「いや…、やめないで……、はっ、あ…」  あまりの快感に目が潤み、閉じた目から涙がこぼれ落ちる。それを魔族は微笑みながら舐めとった。 「そうやって、素直になればいい」 「あ、あっ、は……っ、やぁーー…」  2度目の絶頂を迎えながら、体の奥深くに魔族の精を受けたのを感じた。ここからがさらに深い快楽に堕ちていくことは、すでに体で知っている。  貪欲に慣らされた体は悦びに震え、ラファエルはむせび泣きながらいくらでも魔族を受け入れた。  もう意識はあらかた飛んでいて、勃ちあがったまだ未成熟な性器を自ら擦りたてて腰を振り、快楽に酔う姿はいつものことながらたっぷりと魔族を満足させた。

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