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学園生活31

「…み…や、はら…」 もうやめろ、と、そう言うつもりで上に圧し掛かる相手を見上げるも、絡み合った真剣な眼差しの中に欲望の篭った熱がある事に気が付いて息を飲んだ。 …まさか、本気…かよ…。 「いまさら抵抗すんのはなしじゃねぇ?ここまで来て逃げられると思ってんの?」 「こ、れ以上の事なんて、出来るわけないだろ、もう離せよ」 「無理。…ぜってぇ逃がさねぇ」 そう呟いた宮原が体を屈め、堪えきれない欲望を吐き出すかのような熱い吐息が首元にかかった。 その感覚にゾクリと肌が粟立つ。 このままだと流される…ッ…。 どうしたらいいのかわからなくて、ひたすら目の前にある身体を離そうと力を込めて肩を押しても宮原の動きは止められず、その片手が制服のシャツを捲って直接脇腹に触れたと同時に、ビクッと身体が反応してしまった。 それに気がついた宮原が、吐息でだけで笑う。 「…本気…、じゃないよな?」 「もういいから黙れよ。……止める気、ねぇから…」 「無理……っ…!…ン……ぁ…ッ…」 シャツの裾から潜り込んだ手が、胸の突起に触れた。その瞬間、ゾクッと身体に走るむず痒い痺れ。 胸の突起を弄られるたびに、身体の中心に熱が集まるのがわかる。 「…い、やだ…っ…宮原…!」 押さえつけてくる宮原の身体の下で、なんとか逃げようと身を捩じらせても、いったいどうなっているのか、全く逃げられる隙が出来ない。 「これだけでここまで反応してんだから、いい加減に認めちまえよ。気持ちイイってな」 その声が聞こえた瞬間、身体の中心部に触れる宮原の手を感じた。 もがいている隙を狙って、下着と一緒に制服までもが膝まで脱がされている。 「…ック…、ん…」 直接与えられる刺激に、どれだけ抑えようとしても零れる声。 同じ男だからこそ、どこを触れば気持ち良いのかなんて聞かれなくてもわかる。だからこそヤバイ。 快感に濡れた甘い声。宮原に聞かれているかと思うと羞恥で死にたくなる。 顔を背けてギュッと目を閉じると、シャツのボタンを外された胸元に感じる宮原の吐息、そして…。 「…ゃ…っン…ぁあ…!」 胸の突起を熱い舌でザラリと舐められ、噛まれた。 指で弄られている下半身の刺激と胸への刺激。その両方の行為に、与えられる快楽に、すでに下半身は完全なる反応を示している。そして、トロリと溢れてくる先走りの体液。 「辛いだろうけど、イクのはまだだ。俺自身をアンタの身体で感じさせるまでは、いかせねぇ」 その言葉と同時に、片膝の裏に腕を差し込まれて持ち上げられ、下着と制服を剥ぎ取られた。下半身の信じられない部分に触れるのは…指先? 思わずビクッと背を反らすと、宮原が嬉しそうに笑う。 「大人しくしてろ。痛い思いをさせたいわけじゃない。アンタにも狂う程の快楽を味わわせたいんだよ」 そして、体液を絡ませた濡れた指先がゆっくりと体内に潜り込んでくる。 嘘…だろ…?!…なんでっ…。 反射的にずり上がって逃げる身体を、宮原に押さえつけられる。 体内に入り込んでくる指が一本…二本…と徐々に増える度、口から堪えきれない声が零れていく。 「…痛っ…。ンぁ…いや、だ…苦し…っ」 今まで他者の存在を感じた事のない部分を無理に押し開かれるたび、その部分に強い圧迫感と鈍い痛みが走る。 なん…で…っ…。 どうしてこんな事になったのか…、混乱しすぎて働かない頭で考えても答えなど出ない。 宮原は格闘技でもやっていのか、そこまで雁字搦めになっているわけじゃないのに拘束を解けず、ただただ不快感に身をよじるだけ。 「やめ…っ、…抜け…よ…!」 もういやだッ! 焦燥と混乱と辛さに目尻から涙が伝い落ちる。 けれど、その指が何度か奥を探った瞬間。 「…ンぁ…っ…!」 腰の奥で感じた甘い痺れ。反射的にあがった上擦ったような声。 な…んだよ、これ。…ダメだ…、本当に、流される…っ…。 怖くなって、助けを求めるように顔を上げると、俺の反応に本気で嬉しそうな表情を浮べている宮原の顔があった。 「今のが前立腺だな。ここを弄られたらどんな奴でも感じる。……悪いけど、手加減出来そうにない。もう、我慢できねぇ…」 ふざけるな! そう叫ぶまでもなく、片方の足に引っかかっていた制服と下着を奪い取られ、その足を抱えられた。 この先が想像つくだけに凍りつく。 「待てよ!宮原っ!」 焦ってその腕にしがみついたとき、宮原が熱く滾った己の欲望を、さっきまで指で弄られていた場所へ押し当ててきた。

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