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第20話(R-18)

伊織のモノが反応していると分かると、東吾は手早く伊織のベルトを外し、ズボンを下着ごと下げ、躊躇いもなく伊織のモノをしゃぶり始めた。 「チュプッ、グジュ…チュ」 「ッ…ンッ…と、とうッ…」 「ジュッチュ、ジュ…」 混乱と快感で、伊織の限界はすぐに訪れた。 「ハァッ、とお……も、ダメッだ…は、離せ…」 伊織は顔を薄紅色に染め、涙目で東吾に訴える。 そんな伊織を見た東吾は、 「ジュッジュッ、ジュポッ」 より強い刺激を与え、開放を促すように上下に頭を動かし勢いよく吸引する。 「アッ、ア、やめッ……ッン!!」 言葉とは真逆に、伊織は腰を突き出し、東吾の喉めがけ欲を吐き出した。 一方その欲を受け止めた東吾は、躊躇うことなくゆっくりと飲み干した。 「コッコッ……うん、そんな旨いもんじゃないな…」 喉に絡まる欲に軽く咳払いをしつつ、東吾は次の作業に取り掛かる為、近くに転がっていた自分の鞄を引っ張り寄せた。 欲を吐き出したとはいえ、東吾の行為にいまだ頭が追いついていない伊織。 「慣れてても、ちゃんと解さないといけないんだろ?」 何のことを言っているのだろうか。 伊織は東吾の言葉の意味が分からず、力が抜けたまま彼の動きをぼーっと眺めていた。 鞄から小さいボトルのような物を取り出した東吾は、蓋を開け、中身を掌の出し両手を合わせる。 ――クチャックチャッ―― 何とも言えない音が部屋に響いたかと思うと、 「ヒッ!?」 伊織の息を飲む声が続けて響いた。 「…ん、入んねえ?…最近、彼氏とはしてないとか?」 東吾は伊織の蕾をフニフニと触りながら、中指を入れようとしていた。 「まっ、そんな…」 明らかに意図のある指の動きに、慌てて上半身を起こそうとした伊織だったが、 ――…クップ―― 「んっ!」 「おっ、入った!」 一瞬遅く、東吾の中指が伊織の慎ましい蕾にしっかりと侵入した。 それと同時に意気揚々と動く。 「なっ!?うっ…、やめっ!」 ムニュムニュと動く指に、伊織は違和感しか感じず排除しようと妙な力が入る。 それに対し、何を勘違いしたのか、 「そんなに中を動かして、気持ちい?」 ――クプッ―― 東吾は躊躇せず人差し指も入れ込んだ。

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