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第4話
上半身裸の俺の突起をまた弄り始める。
今度は焦らさずに指で押したり、爪を立てたりして弄んで、片方の突起を口に含んで舐めあげた。
「ん――……」
今にも弾けそうになる中心のそれをひたすら宥めて、景の頭を手で押して反抗してみる。
「なんでっ……景はそんなに……意地悪なん?」
「ん?……だって、修介が可愛すぎるんだもん。可愛い子がいたらちょっと虐めてちょっかい出したくたくなっちゃうでしょう?人間の本能だよ」
「本能って……あ……っ」
突起を弄っていた手がいつの間にか下の方へ伸び、布越しに中心を触られて緩やかにさすられた。
「お望み通り、触ってあげるよ。自分で脱げる?」
恥ずかしいから目を閉じて頷き、指先と手の感覚だけでベルトを外しにかかる。
寝転がりながら腰を上げ、下着ごと脱いでベットの下に放り投げた。
膝を立てて待っていると、景も同じようにズボンを脱いで床へ落とした。
寝転がる俺の上に跨った景は、天を向く俺のモノをやんわりと包み込む。
「あぁ……!」
キュッと握られると先端から少しだけ蜜が出て、景の手を濡らしたのが分かった。
もうすでに達してしまいそうだった。
「焦らされて、感じちゃった?いやいや言ってた割には、此処は素直だね」
緩く扱かれて、耳元でささやかれると、もう何も考えられなくなる。
くびれの部分をこするように上下されて、愛液がますます零れ落ちた。
俺は荒く呼吸を繰り返す。
景は何もかも分かってる。
俺がどこをどうされれば気持ちいいのか、俺以上に身体の隅々まで分かりきっている。
うっすらと瞼を持ち上げると、やっぱり余裕の笑みの景と目が合った。
「さっき言ってたよね。ここ舐めて、もうメチャクチャにしてって……いっぱい、舐めてあげるからね」
えっ?
俺、そんな事言ってませんけど?!
声に出す間もなく、俺の中心は景の口腔にあっという間にすっぽりと収められてしまった。
わざと音を鳴らしながら舐めるから、羞恥のあまり耳を塞ぎたくなる。
「はっ……景……ぁ……ッ」
やばい。景の舌使いは本当にやばい。
俺は達してしまわないように、ベットの上でくしゃくしゃになっていたタオルケットを右手に掴み、唇に当てて耐える。
眉間に皺が寄り、目もギュッと瞑る。
それでもやっぱり快感に喉が鳴って、声が漏れてしまう。
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