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第4章-30 初めての授業-6 ◇中休み

何の意味があるのか分からないHRが終わると、ライナーは即リアの教室へと向かった。 ちなみに、ライナーの自己紹介は“こう”だ。 「…ライナー・クランツ。…馴れ合う気はない。俺に関わるな。」  ギロッ ←鋭い睨み  シーン ……怖っ!!!(大半のクラスメイト) ……ぽっ////……かっこいい…(一部のクラスメイト) 以上である。 実際、ライナーはリアに関わる以外の事で、人間と馴れ合うつもりは全く無かった。 リアにも人間を近付けさせたくなどないが、そこは仕方がない事だと割り切り、なるべく厳選した上で見守るしかない。 …そう、特にこの浮かれ顔で後を付いて来ているルマーシェ・ビランのような人物とは、絶対に関わらせたくは無い。 「リア君、君と離れちゃって、寂しくて泣いちゃってないかな~?…あ~!でも泣いちゃってるリア君も、きっとすっごくカワイイ…うふふ///」 …反応するな、反応するな、反応したら負けだ… ライナーはイラッとする感情を無理やり抑え込んで、リアの教室のドアを開けた。 瞬間、腰辺りに抱き着いてきたリアを軽く抱き上げ、ギュッと抱きしめてやる。 「…偉かったな、リア。昨日練習した通りに出来たの、俺もちゃんと聞いていたぞ。」 ………どうやって…??? ライナーのセリフを聞いていたクライスメイト達の心は一つになったが、それを聞ける勇者はいなかった。 子供抱きにしたリアを、頭を撫で、頬を撫で、キスをして、思いっきり甘やかしながら、まずは褒めてやる。 「…今日から第2タームまでは変則授業で、次の時間が終わったら帰れるからな。…リア、もうちょっとだけ頑張れるか?」 「ん。リア、やくそく……した。…がんば、る……」 ライナーに思いっきり抱き着いて甘えながらも、リアは健気な答えを返す。 ちなみに、ライナーの後を追うように入って来たルマーシェを見て、今は主に近付けたくないと判断したペガサスの采配により、リアとライナー、そして聖獣2体だけを囲った強力な結界が張られた。 その結界のおかげで、この場所は外からの干渉を一切受けず、外から中の様子を伺う事もできないようになっている。 ルマーシェ・ビランは結界の外でさぞや悔しがっているだろう。 だが、この結界を張った時に放たれた強力な波動が、放課後、新たなる人物を呼びよせるきっかけとなってしまったのであった。 初めての授業 6 ◇中休み END

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