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第2話

ヒロはマモルの友人だった。セックスが頭につかない友人。後にヒロに声をかけられてマモルはセックス込みの友人になった。 マモルが何度か恋人と破局してしばらくして、マモルがウリをやっているという噂が流れた。 マモルは周囲が放っておかない程モテていて、恋人に困ることはなかった。そのマモルが現在フリーだと聞いた男はマモルに告白した。しかし男は「セックスだけならいーよ」とマモルの気だるげな返事を聞くことになった。 マモルは噂を気にしなかった。むしろ利用していたと言っていいだろう。思う存分セックスがしたい、という目的の為にウリを始めたのだから。 ヒロは噂を嫌っていた。自身がマモルと寝ているかのように囁かれ、自身とマモルのことを知らない奴に詮索されることが増えたからだ。 ヒロがマモルにウリの目的を聞き、マモルが相手を探しているのだと受け取り、自分を試してみないか、と持ちかけた。 結果、マモルは現在満足そうに寝ている。 マモルにナマを提案されて、魅力的な提案にのりそうになってしまった。むしろ流されて、思う存分楽しめれば良かったのにという考えもあった。 でも、ゴムがなければマモルのペースについていけない。普段使っているのだって厚めのものだ。「これがちょうどいいサイズなんだよ。中で外れたら嫌だろ」と言ってマモルの文句をかわしてきた。 ゴムなしでは自分は持たない。あのままヤって、マモルが満足しなかったら、マモルは他の男の元に行くだろう。 危なかった。今マモルとセックス出来るのは俺だけなのだ。この地位を出来るだけ長く保ちたい。

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