包皮を剥かれ、鈴口をむき出しにされている。その敏感過ぎるほど滾った性器を、安里の温かい手で包まれていた。時折、冷たいローションが足され、ぐちゅぐちゅと水気の含んだ音が敏感になった聴覚を刺激する。 「あ…、あんり、それ…いや…、」 ふるふると頭を緩く振って抵抗するが、安里は許してくれない。後ろ手にネクタイで拘束され、目隠しを施された景は只々されるがままだ。上半身のシャツはボタンすら外されず、きっちりと着込んでいるのに下の着衣だけは脱がされて、あられもない格好で安里の目に晒されている。景はその姿を想像してしまって、どうしようもない羞恥に駆られた。 「下だけこんなに濡れて、いやらしいね？俺としては絶景だけど。」 「ぅ、ぁ、もう…っ。」 「イキそう？いつもより敏感なんじゃない。でも、だーめ。」 そう言うと、安里は景の震える性器の根元をぐっと掴んでしまう。 「ん、んんっ！」 その刺激にすら息が詰まるようだった。声を殺して、興奮の波が収まるのを待つ。だが波をやり過ごそうとした刹那、安里が景の性器の先端を爪で弾いた。 「あっ、」 景の背中が弓なりにしなり、性器の先端、鈴口からだらしなく先走りが零れた。とろとろとした液体は性器の筋を伝って、尻の割れ目に流れ込んでいく。 「おもらししちゃったみたいだね。」 笑を含んだ安里の声音に、景はかっと首筋まで紅く肌を染めた。 「見ないで…！」 「どうして？」 「は…、恥ずかし…っ、」 「あは。かーわいい。」 安里は景の性器を握ったまま、もう片方の手でその筋を指一本で、つつ、と撫で上げる。景は「ひっ」と引き攣ったような悲鳴をあげ、白い喉元を仰け反らせた。 「や、あ…も、イキた、い…っ。」 「いいよ。ずっと見ててあげるから、イってごらん。」 そう言うと、安里は再び景の性器を弄び始めた。緩急をつけて上下に扱き、時折、先端を摘まむようにして射精を促される。その刺激に、景はしどけなく喘ぐしかない。 「あ、んんっ…。や、ぅ、ああ！」 景の身体がびくびくと魚のように痙攣し、きゅう、とバラバラに動いていた足の指先が丸まった。次の瞬間、安里の手の中に景は精液をぶちまけたのだった。 とくとくと脈打つように、性が吐き出て止まらない。きっといつもより多い。 「すごいね。壊れたみたいだ。」 安里の言葉を、はーはー、と息を切らしながら景は聞いていた。