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第24話 初めての発情期④ ※

 ハルに触れられてるところ全部が熱い。  息をするのもやっとで、全身が熱く昂るのがわかる。 「は、っあ、はぁ、ん……はうぅ」  ハルの名前をちゃんと呼べたかなんてわからない。  そこからは、もう未知の世界だった。  自分の体の中心をハルの冷たい手が触れて。  びっくりして思わず泣いてしまった。  こんなこと、いけないことなのに。  体の熱は一向に冷めなくて、寧ろ溜まっていくばかり。 (怖い……)  これからどうなってしまうのか。 (もっと……)  それでも、オメガというこの身体はハルを求めて止まない。 (……ほしい)  ハルが。  ハルになら全部、この身も全て捧げる。 「綺麗だ」  微かに聞き取れた声。  生まれたてのままの姿を見られながら。  中心の昂りを触られる。  触られただけでピクリと震えるそこは愛液がだらだらと溢れて止まらない。 (気持ちいい)  もうそれしか考えられない。  恥ずかしいなんて思う思考すら忘れるぐらい理性を全て失って。  そこにあるのは、オメガの欲だけ。

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