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第25話 初めての発情期⑤ ※

 冷たい手が、ぬちゃぬちゃと音を立てて屹立(きつりつ)した雪兎のモノを扱く。 「あ、はっ、あ、はぁ……はうぅ、あっ、らめ……っ」  ビクビクと体を痙攣させながら、もうこれで何回目かになる吐精をした。 「は、はぁ、っ……は、も……や、らぁ……はうぅ……っはぁ」  何回も達しては再び扱かれる。  それを繰り返して、雪兎はあまりの快感に頭がおかしくなりそうだった。  ようやく静止した手の動きに安堵の息を吐き出したのと同時だった。  つぷり、と指がある一点に触れたのは。 「っひ、あ」  用を足す時に使う排泄器官に触れた指。  明らかな異物感に、目を見開く。  視界に映ったのはオレンジ色の照明に照らされた天井。  長い指が後孔を掻き混ぜる感覚に腹の奥が疼くように畝る   「っは、あぁっ……」 (汚い。そんなところ)  僅かに残る理性が、やめてと訴える。  ハルの指が、そんなところに……。  考えただけで死にたくなるぐらい恥ずかしいのに。  その指をズブズブと出し入れされてしまえば、理性なんてものは一気に吹き飛ぶ。 (もっと激しく、)  激しい抽挿に飲み込めない唾液が口から溢れる。 (もっと、奥を貫いて欲しい)  そんな浅ましいことしか考えられない。  性に関してなんて学校の授業や教科書でしか知らない。  ましてや自慰行為もしてこなかった雪兎にとって、今起こっていることが全て初めての経験と快楽で、その衝撃に頭がパンクしそうになる。

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