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第68話 力強い目
レオさんお手製のご飯を完食してお腹は満たされた。
ご飯を食べ終えた食器を片付けにリトさんが部屋から出て行ってしまって部屋に一人残される。
リトさんが部屋から出て行ってすぐ扉を確認したが、その扉は外側からロックされている。
自力で部屋から出るのは不可能な状態だ。
何もない部屋ではすることがなく退屈すぎて……。
リトさんが帰ってくるのを今か今かと待っていることしか出来ない。
部屋は空調が整っているのか暑くも、寒くもなく丁度いい。
服は身に着けていて真っ白なシャツに黒いズボン。
何故かサイズはピッタリなのが少し恐ろしいが、素っ裸にされるよりはましだ。
ここで監禁されて何日経ったのだろう……。
確認する手立てがないので分からない。
(そうだ! リトさんに後で聞いてみよう……!)
そう思いついた雪兎は、椅子に座って待つことにした。
リトさんに今日が何日で、何時なのか聞くこと。
それから、部屋に何もないのでせめて時間と日にちが分かる時計とカレンダーが欲しいこと。
他にも一番大事なことで、性行為をした後に避妊薬を飲んでいないのでそれが欲しいこと。
こんなところに監禁されて自由を奪われて、不安は勿論ついてくる。
それにリトさんはさっき「何でも言ってください」と言っていた。
ならば、素直に何でも言おうと決めていた。
その目は不安がっていた前までとは違う。
絶対にこんな場所から解放される! という力強い目をしていた。
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