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「うぁっ……」  細めの触手は後ろの蕾みからあっさりと入り込み、俺の中で動き出す。  触手はまた中で枝分かれしたみたいで、中にいくつかあるイイところを同時に責められて、口からひっきりなしに喘ぎ声がもれる。  半勃ちだったモノも下着の合わせ目から引きずり出されて、絡みついたぬるぬるした触手に数回こすられるとあっという間に完勃ちになった。 「うわっ、ちょい待て、穴は止めろ、あ、や、そんな奥ヤバいって」  触手は勃起したモノの先の小さな穴から潜り込み、優しい力加減で中をこする。  後ろは勝一の指でもアレでも届かない奥深くを刺激され、同時にいつも勝一のモノでこすられるイイところもこすられる。  初めて知る快感はあまりにも強過ぎて、俺はたまらず待ったをかけたが、勝一はそんな俺を興奮した様子で見るだけで止めようとはしない。  前と後ろだけではなく、他の触手が乳首や耳や脇や足の指の間といった感じるところを絶え間なくぬるぬるこすっているので、気持ち良すぎてたまらない。 「んんっ…、あ、あ……、……?」  快感に喘ぐ中、へその穴をこすっていた1本の触手が俺から離れ、勝一の方に向かうのが目に入る。  触手は勝一のトランクスの前の合わせ目から入り込むと、完勃ちした勝一のモノを取り出した。  そのまま触手が勝一のモノに巻きつき、それをこすり始めたのを見て、俺は自分の中の熱が一瞬で冷めて、それから別の意味でまたカッと熱くなるのを感じた。 「あほっ!」  俺が勝一の頭を思いっきりはたくと、ぱちんといい音がして、勝一が「あいたっ!」と言いながら頭を押さえた。 「いったー。何でいきなりはたくんだよ」 「お前、自分でこすってる暇があるんだったら、さっさと入れろよ」 「え? けど、洋人の中には触手入ってるし」  そんなふざけたことを言う勝一を、俺はもう一回はたいてやる。 「あほか。  こんなもん、いくら奥まで届くって言っても、細いし柔らかいし、ぜんぜんダメなんだよ。  こんなもん、お前のチンポの代わりになるはずないだろ!」  俺がそう言うと勝一はちょっと驚いて、それから「そっか、そうだよね」と言って笑った。

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