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「なぁ、園山知らないか?」
「いや知らないけど……トイレにでも行ったんじゃない」
昼休みになったので園山と一緒にお昼を食べようかと思っていたのだが、祥が購買に買いに行っている間に彼は教室から姿を消してしまっていた。
クラスメイトに聞いて回っても、誰も彼の姿を見ていないと言うのだ。
購買から戻ってきて十分以上経つが、これ以上待っていても祥が昼食を食べる時間が無くなってしまう。
(しょうがないな。優梨たちと一緒に食おう)
園山を捜すことを諦めた祥は、いつもと同じように優梨たちが机を並べている場所へ向かうのだった。
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