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5-9※
(ま、まさか……そこにいれるのか……?)
「そう。ここに入れるんだよ」
「だから、何で俺の考えてること分かるんだよ!」
またしても思っていることを見透かされてしまった。自分はそんなに分かりやすい反応をしているのだろうか。
「うぁ、やめ……指、入れんな……ッ」
祥の制止の声も聞かず、園山は体内に指を埋め込んでくる。それは濡れていたため、すんなりと入ってきてしまった。
「あ、んぅ……きもち、わる……」
身体の中に異物がある感触に、祥の身体は明らかに拒絶反応を示している。
「やだ……ゆび、抜いてっ」
「ごめん。でも、慣らさなきゃ入らない」
なら入れなければいい。
もし、本当に心が見透かされているならば、この声も聞いてくれたらいいのに。
(苦し……)
それでも祥の願いは叶わず、園山の指は身体の中を探るように動き出す。
「ぅ…あ、やぁっ……その、やま……もう…や、め…」
園山はさっきから目を合わせようとしない。それが余計に祥の恐怖心を煽り立てた。
祥の切願が聞こえているのかいないのか。蠢 指は、徐々に奥の方へと進んでくる。
それがあるところで曲げられた時――
「ひぁ! ぁ、そこ、やめろッ」
「ここ?」
「あっ、あァあ……!」
さらに高くて卑猥な声が上がってしまった。そこにあるのは痛みではなく、初めての感覚。それが怖かった。
「ここ、感じる?」
「ちがぅ、感じてなんか……ぁあっ」
喋っている間にもそこをぐりぐりと刺激される。こんなに声を出していたら、本当に感じているみたいではないか。
だがそこを押し込まれた時に込み上げてきたのは、気持ち悪さではなかった。
では感じてしまっているのだろうか。後ろを弄られただけなのに?
それを肯定するかのように、萎えかけていた自身も再び熱を持ってきた。
「指、もう一本入れるよ」
二本目の指が、這入ってくる。
指が増えたことにより、中での動きがより複雑になる。
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