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《3》
「いいか?これでも一応責任感じてるから、仕方無く部屋に入れてやったんだからな」
部屋に布団を敷きながら、良次が不機嫌そうに呟く。
とりあえず誤解が解けた様で、俺はようやく部屋に入れて貰えた。
「うん、サンキュ」
俺は良次のベットの横に敷いて貰った布団に、早速潜り込む。
「俺の部屋は可愛い女の子しか出入り禁止なのに、なんだってこんなむさ苦しい奴の隣りで寝なきゃならねぇんだよ…」
「…うん」
ぶつぶつ文句を言う声が、次第に遠くなっていく。
あんなに眠れないと思っていたのが嘘の様に、急激に睡魔が襲ってくる。
何だかんだ、慣れない環境で疲れていたのかもしれない。
「大体、ぬいぐるみがねぇと寝れないってガキか……。…………おい、嘘だろ…。何が寝れねぇだよ、もう寝てんじゃねぇかよ…」
良次は深く溜息を吐いた。
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