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脅される《5》*
「ち、違っ…」
「違うのかよ?」
からかう様に言われ、カッと頬が熱くなる。
「写メ、撮る…な…」
「どうしようかなぁ」
「ひ…ん…っ」
根元はきっちり力を入れたまま、焦らす様に微かに揺すられる。
「イキたい?」
「っ…、あっ…」
正直、もう限界だった。
良次の問いかけに必死に頷く。
訳の分からない焦燥感に翻弄されて、思考は完全に停止している。
ただこの吐き出せない熱を解放したくて、それだけしか考えられない。
それには、良次の許しを貰うしかない。
そんな俺の様子を見て、良次はニヤリと口の端を持ち上げて笑った。
「じゃあ、僕のおちんちん擦ってイかせて下さいってお願いしろよ」
信じられない言葉に目を見開く。
「…ゃ、できな………」
「良いのかよ、写真撮って」
「っ…」
良次は言わなければ、写真を撮ると脅しているんだ。
俺は暫く迷って、口を開く。
「ぉ、俺の…」
「僕の」
容赦ない良次の声に唇を噛む。
くらくらと目眩がしそうな羞恥におかしくなりそうだ。
「………っ、僕の………、」
「ちゃんとこっち見て言え」
悔しさと、恥ずかしさと、イきたい気持ちがぐちゃぐちゃになって涙が溢れる。
見上げると、携帯を持ったままの良次と目が合う。
「早く」
冷たく言われて、言うまで許して貰えないのだと諦めた。
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