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《5》*

「お前が…、俺が脅した時に、あんまり可愛く泣くから…」 「は、はぁぁ!?」 「俺が触る度に、厭らしく悶えるから、お前の事が頭から離れなくなった」 な、何言ってんだ、こいつ………。 良次の口をついて出る恥ずかしい言葉の数々に、真っ赤になり絶句する。 だ、第一、男に可愛いって何だ!? 厭らしいって何がっ!? もしかしたら、良次って感覚が凄くズレているのかもしれないと思う。 「それに、お前だって本気で嫌がっている様には見えなかった」 「なっ!?変な事言うな!」 良次の言葉にギョッとする。 そんな事は絶対に無い。 あの時、抵抗出来なかったのだって、脅されてどうしようも無かったからだ。 「俺は…、脅されて、仕方なく…」 口にすれば、あの時の事を鮮明に思い出してしまい、頬が熱くなる。 「あんなに、気持ちよさそうに悶えて、ここを濡らして…」 「ひっ、よ、よせっ…!」 良次の手がズボンの上から股間を這う。 慌てて良次の手を掴むけれど、撫でる良次の愛撫に力が抜けて、ろくな抵抗も出来ない。 「今だって、ココはして欲しそうだ」 「ち、違うっ…!」 ズボンの前を開けられ、良次の手が下着の中へと滑り込んでくる。 直に触られて、ジンッと快感に痺れる。 「利久…、抱きたい…」 耳元で囁かれた良次の言葉に、ゾワリと背筋が痺れた。

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