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玄関で《1》*
「…ん、ふっ…」
舌が絡められ、自分のそれを舐られる。
唇が離れた瞬間、堪えきれずに吐息が漏れた。
「良次…、ここ…玄関…!」
良次と一緒に学校を早退して(サボりともいう)、家の玄関に入った瞬間、壁に押し付けられる。
気がつけばキスをされていた。
「うるせぇ、もう待てるかよ…!」
「あっ、ああっ!」
ズボンの上から、そのままペニスを扱かれる。
「お前だって、もうガチガチじゃねぇか…」
「や、あ…」
恥ずかしさに首を振れば、更に愛撫は激しくなる。
「くそっ…、可愛いな…お前…」
良次に強引に壁に押し付けられ、ズボンを下ろされて、下着から性器を取り出される。
そのまま先走りでくちゃくちゅと厭らしい音を上げるペニスを愛撫される。
「1週間近くもお預け食らってんだ。覚悟しろよ」
綺麗な顔に似合わず、ギラギラと情欲を含んだ男の目に、思わず震える。
初めて良次に抱かれた時の事を思い出していた。
気持ち良すぎて、訳が分からなくて、ただ与えられる快楽に啜り泣き、身悶える事しか出来なかった。
知らない感覚を引き出されるのが、どうしようもなく怖いのに、もっとして欲しいと心の底で思ってしまう。
俺なんて、良次と出会うまでセックスの仕方すら知らなかったのに、高々1週間でせっぱ詰まっている様子の良次に、体がもつかなと頬が、熱くなる。
喧嘩で足腰が立たなくなった事は無いが、良次に求められて立ち上がれなくなってしまったのは、記憶に新しかった。
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