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《2》*

「何かやらしい事考えてるだろう?」 「えっ!?」 「えっちな顔してる」 「それは…、お前が…触るから…」 まるで、俺が何を考えていたかさえ見透かされた様な気がして、慌てて咄嗟に言えば、良次がニヤリと笑う。 「気持ち良いんだ…?」 「んっ、やっ…」 ちゅっ、ちゅっと耳元に音を立ててキスをされて、また ビクビクと体が震える。 前を扱く良次の手が、ゆるゆるとそんな俺を焦らす様に動く。 「は…ぁ…ん…」 もどかしくて、焦れったくて、自然と腰が揺れてしまう。 「ホント、やらしい身体」 「や…、だって…」 「セックスの経験もこないだまで無かった癖に、前触られて腰振っちゃって…」 「あっ…、あっ…」 「可愛い声…」 「りょ、う…じ」 「そのやらしい姿も、可愛い声も、俺だけのもんだ」 「っ…」 「他の奴に見せたら許さない」 俺なんかが悶えているのを可愛いなんて言う物好きは良次位しか居ないと思うんだけど。 それでも、そこまで良次が自分の事を思ってくれているのが嬉しかった。 「好きだよ、利久」 「あっ…!ああっ…!」 耳元で囁かれて、前を扱くスピードを上げられれば、俺は呆気なく良次の手の中で絶頂を迎えていた。

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