167 / 346
《7》*
「やっ…、そこやだぁ…!!」
胸の突起を執拗に舐られて、テーブルの上で体が跳ねる。
「あっ…、あぅっ…!」
「ここ、好きだよな…。舐められて、こんなに気持ち良さそうな顔して…」
「ち…が、」
本当は凄い気持ち良くて、頭が霞む。
だけど、言葉だけでも否定しなければ、みっともなくもっとと強請ってしまいそうで、俺は唇を噛み締めた。
「本当…?利久はこういう時嘘吐きだからな…」
そう言いながら、俺のズボンに手をかけ下着ごとずり下げる。
「まっ…、まって…!」
嫌だ。
良次にバレてしまう。
男なのに、胸を舐められて、どうしようもない位に感じてしまっている事が…。
「嫌…だ…、見るな…!」
「良次…!見るな…、や…、見ない…で…」
繰り返す最後の懇願の声は完全に泣き声だった。
ズボンを剥ぎ取られると、勢いよく俺の股間が露わになる。
そこは触ってもいないのに、痛い位に張り詰めていた。
「やっぱり嘘吐きだな」
からかう台詞とは裏腹に、良次の声は興奮に上擦っていた。
ともだちにシェアしよう!