198 / 346

《4》

「いやぁ、強い奴の言う事は違うね」 「お姫様が破壊的に強いのを思いしらされるよね」 優が参ったなぁと肩を竦める。 それに、志水も肯いたので、もしかしたら検討違いの事を言ってしまったかもしれないと焦る。 そんな俺に、良次が優しく教えてくれる。 「それが出来たら苦労無いんだけどね。ちょっと俺は力比べには自信が無いんで、色々考えてやらなきゃいけないんだ」 「…そ、そっか」 自分視点で考えていたから、やはり的外れな事を言ってしまったのだと気づいて、恥ずかしくなる。 それを見ていた相原が舌打ちをした。 「ケッ、だったらお前が特攻で敵陣に突っ込んで敵を一掃して貰いたいもんだね!」 「相原。利久は戦いには加わらない。それは説明した筈だ」 静かに、だけど怒りを含んだ良次の声に、相原の表情が変わる。 「…っ、い、言ってみただけだろ…」 良次の一言で、先程まで騒いでいた相原が完全に大人しくなった。 良次って、やっぱり偉いんだ。 「どうした?急に真っ赤になって」 「いや…、良次ってやっぱり格好いいな…って…」 「……あっ、そ」 素直に言えば、優がやれやれと苦笑いを漏らした。

ともだちにシェアしよう!