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《6》*

「っ…」 良次が、俺の服を開けさせていく。 頭の中の理性が、駄目だからやめさせないとと指令を出す。 だけど、同じ頭の奥底から、早く触ってくれという叫びが湧き上がってくる。 相反する二つの感情に、翻弄されて、俺はどちらも選べないまま、良次にされるがままだった。 中途半端に脱がせた所で、良次が首筋を触れるか触れないか位の優しさで何度も指の腹で撫でる。 「あ…、ああ、…あっ」 たったそれだけで、徐々に頭が白んで、何も考えられなくなっていく。 「お前、焦らされんのも好きなのかよ。本当、やらしい体してんなぁ」 「違っ…ち…が…」 「何が違うの?もう、ガチガチだぞ。ずーっと体だけ撫で回してやろうか?お前が、涙と鼻水と涎垂らして、もうちんぽ擦ってくれって絶叫するまで、いや、絶叫しても、ずっと焦らしてやろうか?」 なけなしの理性で否定すれば、更に追い詰める言葉が返ってきて、愕然とする。 眩暈がする。 こんな異様な状況で、とんでもない事を言われているのに。 興奮している自分がいる。 「い…いやだ…」 嫌だ。 受け入れたくない。 受け入れてしまったら、自分が自分でなくなりそうで。 俺は弱々しく首を横に振る。 「そうか?好きそうだけどな。そういうの」 言いながら、良次が中途半端にずり下がったズボンに手を掛ける。 「じゃあ、腰浮かして」 言われるがまま腰を浮かせると、下着ごとズボンを引き下ろされた。

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